ファシアって言葉を聞かれたことはありますか?

あまり聞きなれない言葉だと思います。恐らく筋膜という言葉の方が馴染みがあるのではないでしょうか?

ファシアとは、筋肉を包んでいる膜が筋膜というように考えられていることが多いのですが、筋肉だけでなく、骨や神経・血管それぞれの臓器と臓器の間に筋膜と同じような組織のものがあります。このすべての膜のことをファシアって呼んでいます。

今まで注目をされていない組織ですが、カラダが不調になると、このファシアと言われる膜の動きも悪くなっていることが多いんです。

ファシアの一つの特長として滑走性があり、筋肉や骨をスムーズに動かすという役割があります。この滑走性が悪くなると身体も動きづらくなり、皮膚など美容の面でも影響を及ぼしてきます。

この膜が滑らかに動くと、身体の動きにも柔軟さが出て、スタイルや姿勢など美しく保つことが出来ると考えられています。

では、ファシアを緩めるにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、皮膚を軽くゆらす・ズラすということです。

筋肉をゆるめるのに強い力で押したり揉んだりしてはいけません。(そういう技術もあるので一概には言えませんが…)

場合によっては、かえって筋肉が緊張してかたくなってしまいます。

 

 かたくなっってる筋肉やその周辺の広い範囲をごくごく弱い力でゆすれば、筋肉は弱い力でも反応してゆるみます。

筋肉がゆるめばカラダは楽になりますよね。

カラダが楽になれば、仕事もプライベートにも余裕が出るので、毎日の生活も楽しく過ごすことが出来ます。

筋肉をゆるめるセルフケアをお伝えしていますのでおぼえてください。きっとあなただけでなく、あなたの周りの人達の人生も豊かになってきますよ。

身体をゆるめるイメージとして

体内のあらゆるところに血管とリンパ管が巡っており水(体液)を運んでいます。当然、細胞と細胞の間にも体液が流れています。この体液を間質リンパ液といいます。

この間質リンパ液は、血管からでた酸素と栄養素を含む液体になります。

細胞に酸素と栄養素を送り、細胞から出る老廃物を排出する役割があります。

この間質リンパ液という体液を循環させるのが筋肉のポンプ運動です。心臓と同じような役割を担っています。

筋肉が柔らかいと動きも流れも良くなります。

筋肉をやさしく揺らして刺激を加え、脳に信号を送ったり自律神経に働きかけ、筋肉をゆるめる方法です。

筋肉が硬いと体液の循環がしにくくなり、肩こりや腰痛といった症状が出てきます。カラダ全体の間質リンパ液をスムーズに循環させることで老廃物も排出しやすくなり、健康を手に入れることが出来ます。

ぜひセルフケアを覚えていただき、ご自身で健康維持が出来ればすごくいいですよね。